vol.089 留学生寮の基礎知識

数ヶ月に渡って生活の場となる留学生寮。
どんなところなんでしょうか？



●部屋のタイプ

最も多いのは1人部屋と2人部屋。
2人部屋はホテルのダブルルーム。
それを1人で占有するのが1人部屋と考えてください。

そのほかに一部の大学だけなんですが、
ルームシェアタイプがあります。
3ＤＫの部屋に3人で住んで、
バストイレなどを共用するタイプです。



●寮費

1人部屋の寮費は、地方大学で1日50元、
大都市で80～100元です。
2人部屋は、1人部屋の半額、
ルームシェアはその中間くらいです。



●設備

机、椅子、ベッド、クローゼット
これはほぼすべての大学にあります。

テレビ、電話
これも多くの大学にあります。
もっとも、ほとんどの留学生が携帯を持つので、
電話はあってもなくてもどーでも良いです。

バストイレ
ごく一部の大学ですが、共用の場合があります。
1フロアに1ヶ所あって、みんなで共用します。

バスタブ
なにせ湯船につかる習慣がない国ですから。
ほとんどの大学でありません。

冷蔵庫、洗濯機
ほとんどの大学で共用です。
フロアごとに何台かあるって感じです。
中国の冷蔵庫って安いですからね。
200元くらいのを買って自室に置くのもアリです。

キッチン
これもほとんどの大学で共用です。
ルームシェアタイプではある場合が多いです。



●インターネット

ほぼすべての寮の自室で利用可能です。
利用料は無料のところから月額100元くらいまで。
開設工事料を取られるところもあります。

スピードは期待しないでください。
日本よりは格段に遅いです。
まぁ、それしかないんだからしょうがないです。
あきらめましょう。

着いたその日から使える大学も皆無です。
早くて数日から1週間。
遅いところでは1ヶ月くらいかかります。

それまでは大学周辺のネットバーを使うなど、
対策を講じるしかありません。



●冷房

ほとんどの大学にエアコンがついてます。
ついてないのは、
黒龍江、吉林、内蒙古、新疆、雲南
の5つの省・自治区です。

なぜかというと、
◆夏の気温がそれほど上がらない
◆本当に暑いのは年間で数週間程度
◆しかもその時期は夏休み

とは言っても、それなりに暑い時期もあります。
扇風機でも買ってみてください。



●暖房

長江以北には「暖気」という暖房設備があります。
セントラルヒーティングのことでして、
11月中旬から3月中旬頃まで稼動します。
室温が20度以上に保たれて快適です♪

長江以南にはありません。
頼れるのはエアコンの暖房だけ。
ファンヒーターはおろか、ストーブもない。
つらい冬なんです～




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【今週のまとめ】
1) どんな寮でもそれなりの暮らしは可能
2) 設備は大学によって千差万別
3) インターネットも利用可能
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